注意! U-フレット(ユーフレット)ばかり使っているとアコギが上手くならない訳

ネットで便利にコードを調べることができるようになりました。

でも、これを使っているかぎりあなたはギターの上級者にはなれません。

今やネットで「ギター 〇〇(曲名)」と検索すると必ず「U-FRET」が一番に出てきます。必ずですから、これはこれで大したものです。

次に多くヒットしてくるのが「楽器.me」でしょうか。

こういうものがない以前は・・・というと「ギタースコア」という楽譜か「ソングブック」を買ってきて、それに載っているコードを見るしか方法は無かったのです。

今は「検索」で曲に合わせたコードとダイアグラムという指の押さえ方まで載せてあります。かつ各キーごとのコードにも対応しているので、弾き語りの場合は自分のキーに合わせたコードを知ることができます。

なので、利用している人も多いかと思います。

ただし、

これを使っているかぎりあなたはギターの上級者にはなれません。いや中級者にもなれないと断言できます。

理由は

1)コードの選択を常時「人まかせ」にしていると、いつまでたっても自分でコードが思いつかない。
 コードっていうのは「曲を聴いてそのまま鳴らせるようにならないといけない」んです。

 って言うと、そんなことできるの?って思うかもしれませんけど、ギター弾きってのは本来そういうもんです。

 「ねえ、○○弾いて」って言われて、「ちょっと待って~」と早速U-フレットでググるようではカッコ悪すぎです。

2)自分のキーに合わせるのに時間がかかる

 U-フレット的なコード提供サイトでは最初に表示されるコードは「簡単弾き」という仕様で、押さえやすい「C」などのコードで、指定されたカポ位置で鳴らせば原曲のキーに合うようにしてあります。

あいみょんさんの「マリーゴールド」で調べてみるとこんな感じで表示されます。

 上の図の「楽譜設定」が表示されますが、

カポ -2(Capo2)とはカポタストを2フレットにセットしてくださいという意味です

±0(原曲キー)というのはこの状態でオリジナルの曲と同じキーですよという意味です

簡単弾きというのはこの状態で表示された下の図のコードで弾きましょうということになります

デフォルトの「押さえ方ON」としていると、下の図のように歌詞の上にコードダイヤグラムも表示されます。
オープンコードと呼ばれる開放弦が多くて、バレーが少なく、押さえやすいコードで弾けます(ということになっています)

まさに至れり尽くせりです。ですが、この親切さがギター初心者には「アダ」となります。 以下はこの「簡単弾き」のデメリットです。 

1)第一に、このコード進行に特徴があります。

C → G/B → Am → G

むむっ?? G/Bって??  ギターが長い人だとこの曲を聴いて、で始まるならこの曲のコード進行は

C     Em    F       C
風の強さが ちょっと 心を揺さぶりすぎ て

または

C     G    F        C
風の強さが ちょっと 心を揺さぶりすぎ て

です。 よくいうコードの解釈の違いというやつですが、違いますね~。

G/Bというコードは「ジー・オン・ビー」と発音しますが、いわゆる「オンコード」ってやつで、1弦がの音で5弦での音。U-フレットのコード進行の4番目に出てくるのフォームの6弦を✖(押さえずに弾かない)というコードです。

ここは別にでいいじゃないか・・・というところです。なぜ6弦を✖してまでじゃないんかというと

C → G/B → Am → G という進行はベース音が C → B → A → G (ドレミで言い換えると ド シ ラ ソ)と下がっていく高級テクニックだからです。

ストロークのテクニックとしては、

 6弦は✖でしっかり親指でミュートして弾かない。5弦のベース音「」を強調してストロークで鳴らす。

G/B 6弦は✖でしっかり親指でミュート、かつ5弦はしっかり協調して鳴らす。

Am 6弦は✖でしっかり親指でミュートして弾かなず、ストロークで5弦の開放弦をしっかり協調して鳴らす。

 ここにきてミュートはなくなるが、やはり6弦を強調してストロークで鳴らす。

要は、ベース音がだんだん下がってくる感じを出すためのコード進行なので、移動するベース音をしっかり弾かないと意味がないということです。
気持ち的には弦の低音側(6 5 4弦)を7割くらいのイメージでストロークを当てる感じです。

けど、そんなこと一つも書いてないので、初心者の方は盲目的にこれを弾くわけですね。これが、なぜ簡単弾きなの? って思います。

普通はこういったコード進行は使いません。あいみょんさんご本人の武道館ライブをよーく見るとこのU-フレット表示の進行で弾いています。(正面から映っていないので、注意して見ないと判りませんが)

あいみょん – マリーゴールド【AIMYON BUDOKAN -1995-】

youtubeの「弾いてみました」弾き語りを見てもこの進行で弾いている人が何人かおられますが、おそらく「U-FRET」や「楽器.me」で見たと思われます。

「U-FRET」や「楽器.me」のコード採譜者はこのライブ動画を見てこの進行にしたと思われます。だって普通はこの手のオンコードは思いつきませんもん。

おそらくあいみょんさんご本人も、作曲されるときは普通にGで弾いていたのを、どなたかコード理論に詳しい方がアドバイスしたのだと想像します。

ごく普通のコード進行になれる前に、意図を知らずしてこういうコード進行を覚えると変な手くせと耳くせがつきます。 いいか悪いかというと、私は良くないと思います。

余談ですが、カポの項目を-1とか-2とかに変更すると、カポの位置を変えた場合にCのキーと同じ音になるようにコードが表示されますが、これって意味あるの? って感じです。

2)コードを人任せにしていると、いつまでも初心者

コード演奏の理想は、

曲のメロディーを聴く → コードが頭に浮かぶ です。 この際重要なのは、オリジナルの曲を聴きながら・・・ではないということです。

自分のいつも押さえ慣れているコードのかたまり。たとえばCで始まるなら「C Am G D F Ðm G7」など。私はコードユニットと呼んで教えています。

自分の頭の中で鳴るメロディーにこのコードユニットの各コードを当てはめていきます。転調のない普通の曲ならたいてい当てはまるコードが頭に浮かびます。

この場合、オリジナルの歌手が歌っているキーとは当然違います。自分で歌うキーや伴奏する人のキーに合わせるためには、ここで初めてカポタストを使います。

このコードで弾いた曲が自分のキーに対して低ければカポで上げます。

低い場合も上げます。例:2個くらい下げたい場合は、5個上げます。

Cで弾いて、2個下げたいなら C→B→A♯ 

曲を聴く、自分の得意なコードユニットで合わせて弾いてみる。これをやっていると自然に次に押さえるべきコードが浮かび、手が動くようになります。

こうなると、たいていの曲はメロディーが分かるとコードで弾けるようになります。

自分のコードユニットを持つ。実際には覚えておくべきオープンコードのユニットは3つしかありません。プロじゃないのですべてのユニットを覚える必要はありません。

大事なのは自分の得意なコードユニットをひとつ完璧にマスターすることです。私の場合はGで始まるユニットです。

この関係は以前に書いた次の記事がすごく参考になるはずです。ぜひ見てください。

カポタストの使い方。弾きなれたコードで、自分の歌うキーに自在に合わせる方法

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