【琵琶】弦楽器の仲間の話 螺鈿紫檀五弦琵琶

琵琶 弦楽器の仲間の話
こんにちは。今日は、ギターなどの弦楽器の仲間である「琵琶」(びわ)のお話です。
 実際の音色は実物で聞いたことがありませんが、  怪談「耳なし芳一」の話に出てくる琵琶は物悲しい、そして腹に響くような太い音でした。
 現代でも琵琶は演奏する人がいるようですが、写真の「螺鈿紫檀五弦琵琶」(らでん したんの ごげんびわ)は正倉院に収められている宝物の一つです。
 私も中学校でしたか、歴史か美術の教科書に載っているのを見た覚えがあります。
  奈良時代に光明皇后が聖武天皇の七回忌に、東大寺大仏に献納したゆかりの品だと伝えられています。
日本史|天平文化(3)
 NHKの「びじゅチューン」という井上涼君の番組で、これをモチーフにしたアニメーションを放送していて思い出しました。
 このアニメーションにも出てきますが、この琵琶の表面には「らくだに乗った吟遊詩人」?が 装飾で描かれています。
螺鈿紫檀五弦琵琶
 起源はペルシャ近辺らしいので、きっと西方の宝物としてシルクロードをはるばるやってきたんでしょうね。
 美術工芸品として素晴らしいのですが、ちゃんと演奏することができる構造だという研究結果も出ています。
 最近、そっくりのものが再現されたとネットで紹介されていました。宮内庁がなんとこの琵琶の複製を制作しちゃったんですね。実際に弦も張って音も奏でることができます。 制作に8年かかったどうです。大変でしたね。
 螺鈿(らでん)とは貝殻細工のこと。紫檀(したん)とはローズウッドという貴重な木材です。
 現代のギターも高級な製品はローズウッドを使用しますし、サウンドホールやポジションマークの装飾にはきれいな貝殻を使います。
 ともに西洋発の楽器ですから、似たところがありますね。
 琵琶というのは現在では四弦で、五弦の琵琶というのは廃れてしまい、当時のものは世界中でなんとこの1本だけだといいいます。 ロマンを感じますね。
(明治になってから筑前琵琶という流派では、五弦の琵琶が復活しているようです)
 今回はこんなお話でした。

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