ギターの音階はなぜアルファベットのABCDEFGなのか

ギターでは、音階をドレミファソラシドではなくCDEFGABCで表現します。
これって正直とっつきにくいです。

だって、小学校の音楽の授業では「ドレミ」だったですもん。
皆さんも子供の頃、真剣に授業を受けた記憶はないけど他の算数や国語の授業より気楽で「音楽室」に歩いて行ったんじゃないでしょうか?
そんな中、先生は「ドレミファソラシド」と教えてくれたんです。

それなのに、ギターを始めるやいなや、EとかGとかのコードの名前が出てきて、YOUTUBEのレッスン動画を見ると「6弦のEのルートが・・・」とか言ってるし・・・。
距離がありすぎです。

私も同感ですが、ここで一息

ドレミはイタリア語・・・。音楽の世界はイタリアが親分なんですってね。そう、オペラとか!

そのルーツは文化の国ギリシャ。聞いた話だと「ドレミ」っていう音階を決めたのはギリシャの数学者 「ピタゴラスさん」だとか。どこかで聞いた事ある名前の人ですね。

日本は明治以降の音楽教育で、なぜイタリアルーツの「ドレミ」を採用したのでしょうか? イタリアは第二次大戦で仲間だったからでしょうか。 その後、こっちのチームはアメリカチームに負けたから、CDEFGABCになったのかな??

というよりも、映画「サウンドオブミュージック」というアメリカの20世紀フォックスの映画の大ヒットにその答えがありそうです。

劇中歌で有名な「ドレミの歌」を主演のジュリーアンドリュースが子供たちと歌います。

♪ドはドーナツのド! レはレモンのレー! あれです。(日本語訳はペギー葉山さん)

アメリカ映画なのにイタリア語の「ドレミ」? 作曲のオスカー・ハマースタイン2世というたいそうな名前の方もアメリカ人。 「CDEの歌」ではないんですね。 謎です。

その後、映画のヒットを受けて日本でもNHKが「みんなの歌」で採用したりして、全国に広まったこともあって、音楽の授業で音階の説明に使われていったようです。

でも、世界を席巻した近代のポップミュージックの親分であるイギリス・アメリカ連合は「CDEFGABC」のアルファベット音階だったわけですよ。

そんなわけで、ポップミュージックの魅力に負けたからか?? ギターでは「はCDEFGABC」の音階を使わざるを得なくなったのですね。

仕方がないので、また他のギター小僧や楽器屋のお兄ちゃんと話を合わせる為にも、私たちは見えを張って「CDEFGABC」を使いましょう。

それぞれの音がCDEFGABCで言えるとかっこいいんですけど。いろいろすぐにはおぼえられないので、まずはなにも押えない解放弦の音から

低い方6弦から高いほうの1弦まで順に「E・A・D・G・B・E 」・・・・ あえてドレミの音には言い換えません!!

覚え方・・・「いえで、じんべえ」(家で甚平)

(甚平って知ってます? 夏にオッチャンが来ている薄手のちゃんちゃんこみたいなやつです)

どうですか? 少し距離が近くなったでしょうか?

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