今回は、ギターを弾く強さについてお話しします。
自宅でギターの練習をする時、みなさんはどれくらいの音の大きさ(音量)で弾いているでしょうか?
一人暮らしの人は別として、だいたいは家族や同居人に気をつかって小さい音で弾いているのではないでしょうか?
生音のギターの音は結構大きいので、特に夜間は気を使いますよね。
一人暮らしだって、マンションやアパートなら近所に気を使って控え気味に弾いているかもしれません。
今回はこういった「控えめな弾き方」の弊害についてのお話なんです。
というのも、このように普段からギターを少し小さく弾く癖がつくと厄介なんです。
というのも
大きな音で弾けなくなるんです。
そんなバカなと思うかもしれませんが、実際私がそうでした。
中学から高校の間はずっと実家暮らしでしたから、家族に気をつかって割と小さな音で弾くのが癖になっていました。
ある日、友達とセッションのまねごとをしたときに、自分より決して上手じゃない友人のギターの音色がばかでかくてびっくりしたんです。
彼は昔ながらの大きな家の子で、近所に家もなくギターの音なんかに気兼ねした事がないのだと言ってました。
私はいつもどおり「ちまちま」と弾く。彼は思い切りよく「ガン」と弾く。ストロークも指引きも同じです。特に指で弾いた音は違いました。
日頃から控えめに弾いていた私は、指を強くはじく事が出来なくなっていたのです。
当然音は小さく、無理に強くはじくと音は大きくなりますが、音のつながりやバランスが悪くなってへたくそになってしました。
普段から大きく弾く癖をつけないと大きく弾けなくなりますので是非気を付けてください。(逆はオーケーなんです)
それからは、ギターを外に持って行って音量を気にしないで弾く練習をしました。 音がバーンと前に出る感じで弾くことを意識しました。
ギターっていうのは本来こういった音色が出るって事を知ったエピソードでした。
みなさんも、たまに天気の良い日は公園で、または貸スタジオやカラオケ屋さんで意識的に大きく弾く練習をしてください。
余談ですが、公園でギター弾いていると思わぬ出会いがある事がありますよ。
高校の頃、近所の公園で弾いているとギターケースを抱えた女の人がやってきて、一緒に弾くようになりました。長崎から働きに来ている方でした。その後私も引っ越しをしてしまい会えなくなりましたが、しばらく文通をしていました。 元気かなあ。
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