アコギを弾く人の数って昔に比べて減ってますよ。 まず人口が減ってますもん。 次に娯楽が増えてしまって楽器に興味を持つ人の比率だって低いですよね。
私の青春時代は、車(バイク)、ギター、ラジカセでしたもん。 (ファミコンさえまだ無かった!!)
でも今でも楽器店に行くと壁にはギターがたくさん並んでいるし、セカストなんかでもけっこうな数が置いてあります。
国産のギターのメーカーはどんな感じかというと、ヤマハ・モーリス・ヤイリ・タカミネ・アストリアス・ヘッドウエイ・島村楽器さんがやってるヒストリーなどなど・・・が頑張っていて、「需要低迷で倒産」といった話も聞きません。
でもね。全国各地では大手の店舗がポツポツと歯が抜けていくように店じまい・・・札幌でもがんばっていた「7thコード」さんが知らないうちに閉店していました。
さて、みなさんの身近にアコギの上手い人っていますか?
高校には「ギター・マンドリン部」なんてのがありますが、これはクラシックギター中心で、アコギといえばアコギですがポピュラー寄りの演奏という感じからはかなり離れます。
大学とかにはたいてい「軽音楽部」ってのがありますが、これは昔と違っていきなりエレキになりますもんね。
同じく大学には生楽器主体で「アメリカ民謡同好会」ってのが、アメリカの古い民謡「ブルーグラス」や「フォークソング」をやってましたが、今では下火になりもはや絶滅しています。
アコギ弾きはどこにいるのでしょうか?
きっと、YOUTUBEの中でのみ生息していて、そこそこ弾けるアコギ弾きの数は日本で1000人くらいじゃないか? というのが私の推測です。
少ないでしょうか? 1つの県に20人くらい・・・。 そんなもんでしょ。
言っときますが「そこそこ」ですよ、「そこそこ」。 レベル的には、「ちょっと弾いてみて」と言われて、まあ、これもそこそこの、放置されていたようなギターを、軽く音を合わせて即興で1曲弾く(インスツルメンタルでも、弾き語りでも)というレベルです。
どうです? 少ないと思いますよ。
なんで楽器屋にはあんなにギターがたくさんあるの?
じゃあ、 それは、壁にかけるだけで場所を取らないからですよ! めったに売れなくたって在庫じゃないんですよ。 売れたらメーカーにお金を払うシステムなんだから! と思ってたら買い取りなんですね。
本屋みたいに売れないと返品ってシステムならいいのに。 (それだと楽器のメーカーがつぶれるわ!)
何しろ、ギターを弾きたいなって人は多いんです。でも、難しいのでほぼ100%挫折するんです。細々(ほそぼそ)と続けていても「万年初心者」なんです。
なので、初期需要でギターは「そこそこ」売れるんです。そして夢破れて不要になったギターはセカストに売られていくんですね。
さらに・・・・。今の若者は、音楽は聴くもの、踊るもの。 音はデジタルで打ち込んで作るもの。機材はネットで買うもの。 少しデジタルな若者は生の楽器なんて面倒で手を出しません。
ああ、無常!!
アコギ弾きの人口を増やしたい私は、ギターへの敷居を低くする必要があると思い、今までの持論「初心者でも精いっぱい高いギターを買え!!」を改めます。
「安い中華帝国製の楽器でもまずこれから始めようぜ!」
または
「貸してくれるところがあるから、まずは借りな!」
に変えますわ。安い弾きにくいのを買うより、そこそこいいのを借りた方が、弾きやすくていいと思う。
せっかく、ギターを手に入れてスタートラインに立ったあなた。私のブログで練習してみたらいかがでしょうか? お金かかりませんし!! 高齢者の趣味ですから(笑)