前回は「訴訟」という公的な事件でしたが、今回のは芸能界の闇に潜む「イヤミス」的な事件です。
「w-inds」(小文字が正しいです)ウインズってグループ知ってますか? 2001年のデビューからしばらくは破竹の勢いでしたが、今はほぼ売れてません。
奇跡の再起を果たした「DA PUMP」の後輩グループってことも書いておきましょう。
男性3人のダンス&ボーカルユニット が、デビューから20年以上も現役というのは、ジャニーズ以外では超レアな存在だということも明記しておきます。
ミュージックステーション(通称Mステ)は音楽の人気商売で売れていこうという人たちには、今も昔も「絶対出たい!」 事務所としては「絶対出したい!」番組です。
このMステに、圧倒的な人気がありながら出演できないグループがありました。前出の 「DA PUMP」 です。
噂では、ジャニーズ事務所の圧力だとささやかれていました。そんな流れで当時人気があった 「w-inds」 も出れない状況だったらしいです。
そんな中、メンバーの一人 橘慶太 君がソロで出演したのです。グループでは絶対出られないMステを新人のソロのタレントの形で出したんですね。
それが後でジャニーズ事務所のおっかない人にばれて、当然起こる事が起こったのでしょう。彼は弾き語り用に持ってきていた自前のギターをへし折られたとの逸話が残っています。ちなみにこの事件。表面上は橘慶太君が「誤って落とした・・・」という事になっていますが、ギターのヘッドが折れたという、落としたくらいではありえないダメージ話もあやしいところです。
居合わせたアルフィーの坂崎さんがギターを貸してくれてステージは無事終えたとのことです。
可愛い男の子をユニットにして踊りと歌で売り出すという事業モデルを独り占めしたいジャニーズ事務所は、ライバルが出てくると徹底的に妨害するというのはこの世界の闇の常識のようですね。そういえばその手のグループってほぼいません。
その昔、天下人の島田紳介が作った「新撰組リアン」も後ろ盾の紳介が引退するとあっという間に沈没しましたね。
そう考えると、エグザイルはジャニーズ事務所に対抗して頑張っていると思いませんか? 彼らなんか最初50万円ずつ出し合って自前の事務所作って活動してたんですから。 吹けば飛ぶようなグループじゃないですか。
しかしね。HIROっていう人は超切れ者ですよ。 今や日本のダンスミュージックの家元になりつつありますし、今度はエグザイルの事務所がジャニーズ事務所化しています。
近い将来、総帥の死で失って求心力を失ったジャニーズ事務所に取って変わるのかもしれませんね。
前回の記事、ギターにまつわる事件いろいろ その1 も見ますか?