【気になったら交換? ギターの弦はいつ交換すればいいのでしょうか】

気になったら交換? ギターの弦はいつ交換すればいいのでしょうか

結論を先に言うと

気になった時が替え時。 1か月とか何か月で交換といったものではないです。

1)良いブランドのそこそこ値段の高い弦は寿命が長い

2)ゲージ(太さ)が細い弦。例えばエクストラライト、コンパウンドとかいう細めの弦は寿命が短い。

3)コードストロークでガンガン弾く弦は寿命が短い

まず、「弦ってどうゆうことになっているのか?」についてです

 金属は丈夫そうに見えても、構造的に内部に最初からひびが無数にあります。また不純物と呼ばれる「ゴミ」も混ざっています(もちろんミクロ単位のレベルですが)

 アコギの弦は金属ですね。クラシックギターの弦はナイロンなのでここではお話しません。 弦を張ると「応力」という引っ張る力が常に加わるため(常にです!)、徐々にそのひびが大きくなっていき強度が弱くなっていきます。また不純物をきっかけとしてひびが発生。弾けば弾くほどその蓄積が増え、そしてついには「プチン」と切れるわけです。

 

張ってから時間の経過した古い弦は、その切れるまでの途中の疲労状態と言えます。時間が経つにつれて内部のひびがどんどん広がっているのですね。

弦が新しいときには、テンション(引っ張られる力)に十分に耐えることができて安定しています。当然発する音ものびやかで、倍音と呼ばれる周波数の豊かな広がりも得られます。

弦が古くなってくると、内部崩壊が進んでテンションには耐えられなくなってきます。どんなふうになるかと言うと、チューニングしても安定せず、すぐに微妙に音程が下がってきます。

音も、こもったようなのっぺりとした音になり演奏の気分も落ちてしまいますね。こうなると、切れるという問題より先に楽器としてのクオリティーが低くなってしまいます。

という訳で、弦というのは新しく張ったその瞬間から劣化は始まっていると言えます。

細い弦は単位面積あたりのテンションが高く不利なので劣化のスピードが早くなります。また不純物の多い材料を使ったり製造工程が雑な弦も劣化が早くなります(安い弦はそういったものです)

 

じゃあ、弾かない時は弦を緩めておけばいいんでは? と思う方もあられるかと。 緩めて保管すると別の問題が起こります。アコギのボディー、特にネックのバランスが崩れて悪影響が出ます。 というのも、アコギのネックやボディーは弦が張られた状態(約70キロの力がかかります)を普通の状態として強度が設計されているので、この力がゼロになった状態で放置すると歪んできます。 なのでこういう事はしないでくださいね。

と、考えてくると弦の選択と交換時期の目安は?・・・。

結局、ちゃんとしたブランドの弦を買って張る。 高いですけど、良い材料を使い、製造工程に手間がかかっているから値段が高いのは仕方ありません。安物より寿命そのものが長いです。

交換時期となると、弾いても弾かなくても劣化は進みます(引っ張りのテンションが常にかかっていますので)。また、弾けば弾くほど繰り返しの応力がさらに加わるので劣化が進みます。

電子顕微鏡で劣化具合を見れば正確でしょうが、そんなこともできないのでギター弾きは耳で判断することになります。

1)チューニングしても音がずれるようになってきたら、完璧に寿命です → 交換。

2)弾いた感じがなんか違和感がする。言い換えれば「いい音しないな~」と感じたら・・・。初心者の方でもそのうち分かるようになります。 → お小遣いに余裕があれば交換。

3)ライブに出演? 友達の結婚式で弾く? コンテストやオーディションを受ける? → お金がなくても新しい弦を張りましょう!

という訳で。 「1か月で替えろと」か言ってる人がいますが、気にならなけりゃ使ってればいいんです。 プロじゃないんだし、そこそこの腕しかまだ無いんですから。 弦交換の時間があったら練習したり、ほかの人の演奏をよく見ましょうね。

なお余談ですが、弦を小分けで交換するのは止めましょう。 交換するときは6本一緒に。 新旧混ざるとバランスが悪くてよくないです。 まだ新しいのに1弦だけ切れた? 仕方無いですね。1弦だけ交換しましょうか(笑)

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