レッスン1 レッスン2の練習の成果はいかがでしょうか? この曲のように、とてもいい曲なのにコードが簡単で、リズムもシンプル。ギターを始めたばかりの方には最適な曲っていうのがあります。
ありがたいことです。
さて、そんな「裸の心」ですがシンプルなな中にも表現力をアップしていこうと思います。
リズムをきざむ、いわゆるストロークを変えてみましょう。
ここで、お話しておきたいことがありますが。私はピックを使いません。以前は使っていましたが現在は全く使わなくなりました。理由は
1)ピックを使うと音が大きすぎる
アンプ(音を増幅する装置)を通さない生のアコギといえども、ピックを使って弾くとなかなかの大音量となります。単音でメロディーのみを弾くのならまだしも、コードを弾く演奏では音が大きくて、一般的な住宅事情ではご近所迷惑・家族迷惑となります。 ピックを使わずに鳴らせば(それでも小さいという訳ではありませんが)ずいぶんマシでしょう。
2)ソロギターまたはフィンガースタイルと呼ばれる演奏のタイプがあります。私をそちらも弾くのですが、これはピックでは弾きにくいんです。使っても親指にはめる「サムピック」というのを使うくらい(私はこれもめったに使いません)
また、初心者の方はピックを使うものだと思っているかもしれませんが、そんなことはないです。ピックを使ったストロークは自由に弾けるまでになるにはなかなか難しいものです。
コードを押さえるのもままならない初心者のうちに左手でコード、右手でピックのストロークとダブルで練習していくのはかなり難度が高いと思いますよ。
ピックなしでいいんです。左手のコードが上手になってからピックでのストローク練習を始めていいんです。 というか、結構弾けるようになってもピックの必要性を感じないかもしれません。
逆になぜピックを使うのかというと、
1)大音量が欲しいから。アンプの発達していないかなり昔の話。ほかの楽器と一緒に演奏する場合ギターは音量で負けてしまうので、なるべく大きな音が出るようにピックを使うようになりました。ギター自身も共鳴装置のついた特別なギターが作られたほどです。
今では、ステージなんかでほかの楽器と演奏する場合は「エレアコ」という、ピックアップシステム内蔵のギターを使ってアンプで音を大きくしますので全く問題ありません。 というかギターの生音をマイクで拾うのは現実問題としてとても難しく、エレアコを使用したラインでの処理が一般的です。
2)音の立ち上がりがよくて、切れがある。 人間の爪もそこそこ硬くて、奥様や彼女に引っかかれると大変ですが、樹脂製のピックは硬さはそれほどでもないですが、ハードクラスのピックは厚みがあるので弦へのアタックが強く、いわゆる立ち上がりのいい音が得られます。 一音一音の粒がはっきりしたジャーンという音は爪でのジャーンをかないません。
まあ、スタジオで弾くならまだしも家で練習するにはこういった音は野中の一軒家でなくっちゃ事実上出せないんであきらめてください。 爪で弾いてアンプで増幅。これで十分対抗できます。
話が長くなりましたが、ストロークを変えた「裸の心」です。
レッスン2まで、ジャーン ジャーン ジャーン ジャーン と弾いていました。 難しくいうと1小節の中に4回ジャーンがあったんですね。この
4つのジャーンのうち2番目と4番目のジャーンを「ジャンジャン」に変えて弾きます。
何言っているかよくわからないっすって? では下の図で説明します。
では、実際に弾いてみますので参考にしてください。
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