アコギ 弦のお手入れ おすすめ 種類 交換など

アコギ 弦

弦に関するいろいろな疑問点を解決します。

1)そもそもアコギの弦ってどうなってるの?

2)アコギの弦は何で出来ているのでしょうか?

3)アコギの弦の交換は何か月に一回?

4)アコギのおすすめの弦は何でしょう?

1)そもそもアコギの弦ってどうなってるの?

アコギの弦には多くの種類がありますので、どれを選んだらいいか迷うと思います。

ここでは「アコギの弦」についての基礎知識しい説明と、おすすめする弦について説明します。

さて、アコギの6本の弦には結構歴史がありまして、いろんな種類があります。ここではそのすべてを説明してみたいと思います。

☆弦の構造

 構造っていうとものものしいですが、6本の弦のなかで1弦と2弦はシンプルな「線」で、3弦から6弦は少し太い「なにかが巻かれているような姿」です。さらに1弦から6弦にいくにつれて太くなっているのがわかりますね。

 シンプルな1,2弦を「プレーン弦」と呼び、なにかが巻かれている4~6弦を「ワウンド弦」と呼びます。

 ちなみにこれらの呼び方は英語です。プレーンとは「plain」(装飾のない・かんたんな という意味)、ワウンドとは「wound」→動詞の「wind」(ワインド 巻く)の活用形 wind wound wound・・・巻かれたという意味です。勉強になりますね。

 なぜ線の太さに違いを持たせているのでしょうか? それは弦は細いと高い音が鳴り、太くなると低い音が鳴るという性質があるからです。 太い弦をプレーン弦のように作ると針金みたいになってしなやかさが失われるので、プレーン弦に細い線を巻くという手法で太くしているんです。

アコギの弦は何で出来ているのでしょうか?

いわゆる鉄弦(てつげん)と呼ばれて金属製ですが、実際は鉄ではありません

その1 ブロンズ弦

失敗したくない弦の選び方と2021年人気ランキングトップ10|島村楽器 岩田屋福岡店
ダダリオ社のブロンズ(BRONZE)弦

 いわゆるブロンズ像のブロンズ - 「銅」で出来ています。でも純度100%の銅ではなくて、錫(すず)という金属を混ぜた合金です。 

 余談ですがこのすずの混ぜ方によってブロンズの色が変わります。すずの割合が少ないと10円銅貨のような赤い色。割合が増えるにつれて黄金色になり、やがて白くなっていきます。

 なぜわざわざ混ぜているのでしょうか? それは銅だけだと柔らかすぎて切れやすいからで、すずを混ぜると強くなるという性質があるんですね。 もし鉄だけの弦だと・・・すぐ錆びちゃいますのでNGです。 

 アコギで使われるブロンズは銅80% すず20%で「80/20ブロンズ」と呼ばれます。見た感じはすこーし赤っぽい色で「銅」の感じが残る弦です。弦のパッケージには「80/20BRONZE」って書いてあります。eighty twenty bronze って読みます。

・その2 フォスファー・ブロンズ弦

D'Addario EJ18/Phosphor Bronze/Heavy アコースティックギター弦(ダダリオ ヘヴィーゲージ フォスファーブロンズ弦)  | chuya-online.com 全国どこでも送料無料の楽器店
ダダリオ社のフォスファー・ブロンズ( PHOSPHER BRONZE)弦

 これは歴史的にはブロンズ弦の次に出てきた弦で、銅にリンという元素記号「p」の物質(これも英語でフォスファー phosphor)を混ぜた弦です。

 リンっていうと農薬やマッチなんかに使う、ちょっと危険なイメージのある元素ですね。だからかどうか知りませんが、キラキラした感じの音がすると言われます。 色目はブロンズ弦に比べると白っぽいですね。 

 ブロンズ弦とフォスファー・ブロンズ弦。どちらがいいんだという事ですが、これは好みです。はっきり言って聞いた感じに差を感じる事の出来る人はけっこう耳のいい人です。 私なんか聞き比べてもわかりません(笑) それよりギターの個体との相性に大きく影響します。なので自分のギターに張って、弾いた感じがいい~となれば、それがベストマッチです。

(ことわざ)古い弦より新品の弦。安いギターより高いギター。下手な弾き手より上手な弾き手。

・その3 コーティング弦

 これは上記の弦の表面にコーティング処理をした弦です。 何をコーティングしてあるか? どうやら耐水性ポリマーというものです。

 (ポリマーって何? ビニールやポリエチレンみたいなものす。 その特徴は①長持ちする ②丈夫 ③ツルツル ④高い)

 ノンコーティングの弦の3倍長持ち・・・でも値段は3倍。なら同じやん!  しかし弦を張り替えるインターバルが長くなるのでそれはそれでいいかも・・・・・。

 でも「俺って1年くらい張替えないし」って人には無関係です。

 そんで音はどうなの? そりゃあ、ノンコーティングのほうがええですよ。

2)アコギの弦のお手入れはどうすればいいの?

弾いたあと
1)やわらかい布で弦を拭いておきます。 指の皮脂が弦についてますので、そのままにしているとサビやすくなります。一般的な弦はすぐサビます(色が変わってきます)
 拭いておいたらサビないかというと、拭かないよりだいぶいいです。エリクサー社などのコーティングされた弦は大丈夫ですが、気持ち的な部分もあります((笑))

2)弦は緩めておかないと・・・と思ってます? ピンピンに張ってあるしネック(さおの部分)が曲がっちゃうんじゃないかと心配かもしれません。

結論からいうと、アコギーを立てかけておくスタンド。または壁から吊り下げておくハンガーがネックの曲がりを防ぐのによいです。

みなさんはギターを弾かないとき。弦はどうしてますか。

先輩に少し緩めておくように言われたので、弾き終わったら布で拭いて弦も2巻きほど緩めてるという人。

「え? 弦って緩めるもんなんですか?」って人。いろいろでしょうね。

アコーステイックギターは鉄弦(実際はというと銅の合金)ですので、クラシックギターのナイロンの弦とは段違いのテンション(引っ張る力)がかかっています。70キログラム程度の強い力で常に引っ張られています。

このテンションに負けると、ネックが内側に曲がってきて(順反り”じゅんぞり”といいます)、弦とギターの指板の間があいてきてしまいますので、とても弾きにくいギターになってしまいます。

ですからギターは、この力に対抗するしっかりとしたネック(さお)が計算して制作されているわけです。 といっても初心者用1万円! みたいな価格のギターがしっかりと計算され制作されているはずがありませんが。

結論から言うと諸説あります。正解がありません。

メーカーによっては、緩めなくても良いというメーカーもあれば緩めてねというメーカーもあります。

  ライト弦とヘビー弦でも条件が違いますし、弾く人のスタイル(フィンガースタイルかストロークスタイル)でも違いますし、湿度の条件も大きいでしょう。

 ギターの保管のほうが大切だと思っています。

私はというと、まったく緩めずそのままです。 材料工学的に言っても、頻繁に加重したり抜重をしたりするのは材料が疲労する原因となります。

ギターを壁に立てかけたりしてませんか? ベッドの上に放り投げていませんか?

理想はハードケースに入れて、上蓋の圧で固定されているのがいいと思います。

次に良いのはギターハンガーでネックから吊り下げてしまう保管方法です。よく楽器屋さんで見るあの壁からかけてある方法です。

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ギタースタンドは一般的に1000円前後と安いものですから、是非そろえて立てかけてくださいね。

画像はyahooショッピングさんから拝借

3)アコギの弦の交換は何か月に一回?

気になったら交換? ギターの弦はいつ交換すればいいのでしょうか

結論を先に言うと

気になった時が替え時。 1か月とか何か月で交換といったものではないです。

1)良いブランドのそこそこ値段の高い弦は寿命が長い

2)ゲージ(太さ)が細い弦。例えばエクストラライト、コンパウンドとかいう細めの弦は寿命が短い。

3)コードストロークでガンガン弾く弦は寿命が短い

まず、「弦ってどうゆうことになっているのか?」についてです

 金属は丈夫そうに見えても、構造的に内部に最初からひびが無数にあります。また不純物と呼ばれる「ゴミ」も混ざっています(もちろんミクロ単位のレベルですが)

 アコギの弦は金属ですね。クラシックギターの弦はナイロンなのでここではお話しません。 弦を張ると「応力」という引っ張る力が常に加わるため(常にです!)

 徐々にそのひびが大きくなっていき強度が弱くなっていきます。また不純物をきっかけとしてひびが発生。弾けば弾くほどその蓄積が増え、そしてついには「プチン」と切れるわけです。

 

 張ってから時間の経過した古い弦は、その切れるまでの途中の疲労状態と言えます。時間が経つにつれて内部のひびがどんどん広がっているのですね。

 弦が新しいときには、テンション(引っ張られる力)に十分に耐えることができて安定しています。当然発する音ものびやかで、倍音と呼ばれる周波数の豊かな広がりも得られます。

 弦が古くなってくると、内部崩壊が進んでテンションには耐えられなくなってきます。どんなふうになるかと言うと、チューニングしても安定せず、すぐに微妙に音程が下がってきます。

 音も、こもったようなのっぺりとした音になり演奏の気分も落ちてしまいますね。こうなると、切れるという問題より先に楽器としてのクオリティーが低くなってしまいます。

 という訳で、弦というのは新しく張ったその瞬間から劣化は始まっていると言えます。

 細い弦は単位面積あたりのテンションが高く不利なので劣化のスピードが早くなります。また不純物の多い材料を使ったり製造工程が雑な弦も劣化が早くなります(安い弦はそういったものです)

 じゃあ、弾かない時は弦を緩めておけばいいんでは?

 と思う方もあられるかと。 緩めて保管すると別の問題が起こります。アコギのボディー、特にネックのバランスが崩れて悪影響が出ます。 というのも、アコギのネックやボディーは弦が張られた状態(約70キロの力がかかります)を普通の状態として強度が設計されているので、この力がゼロになった状態で放置すると歪んできます。 なのでこういう事はしないでくださいね。

と、考えてくると弦の選択と交換時期の目安は?・・・。

 結局、ちゃんとしたブランドの弦を買って張る。 高いですけど、良い材料を使い、製造工程に手間がかかっているから値段が高いのは仕方ありません。安物より寿命そのものが長いです。

 弦は、弾いても弾かなくても劣化が進みます(引っ張りのテンションが常にかかっていますので)。また、弾けば弾くほど繰り返しの応力がさらに加わるので劣化が進みます。

 電子顕微鏡で劣化具合を見れば正確でしょうが、そんなこともできないのでギター弾きは耳で判断することになります。

そこで、弦交換交換時期の目安は

1)チューニングしても音がずれるようになってきたら、完璧に寿命です → 交換。

2)弾いた感じがなんか違和感がする。言い換えれば「いい音しないな~」と感じたら・・・。初心者の方でもそのうち分かるようになります。 → お小遣いに余裕があれば交換。

3)ライブに出演? 友達の結婚式で弾く? コンテストやオーディションを受ける? → お金がなくても新しい弦を張りましょう!

 という訳で。 「1か月で替えろと」か言ってる人がいますが、気にならなけりゃ使ってればいいんです。 プロじゃないんだし、そこそこの腕しかまだ無いんですから。 弦交換の時間があったら練習したり、ほかの人の演奏をよく見ましょうね。

 なお余談ですが、弦を小分け(今日は1弦だけ・・・とか)で交換するのは止めましょう。 交換するときは6本一緒に。 新旧混ざるとバランスが悪くてよくないです。 まだ新しいのに1弦だけ切れた? 仕方無いですね。1弦だけ交換しましょうか(笑)

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