アコギのお手入れの方法

ギターは手入れをすることで、長くキレイに使う事ができます。

 いいコンディションで弾く事は上達にもつながります。今回はフィンガーボードと呼ばれる部分とギターのボディー本体の手入れの方法を解説します。

フィンガーボードのお手入れ

フィンガーボード(指板)

 フィンガーボードは「指板」(しばん)とも呼ばれます。弦を指で押えるながーい板です。材質はローズウッドが使われる事が多くて、たいていの場合なにも塗装されていない状態です。

 無塗装なので湿度の影響をもろに受けますし、指の汚れもつきやすいです。弦が張られている状態だと手入れが出来ませんので弦交換をした際には必ずこのお手入れをしてあげてください。

・使うもの 「レモンオイル」

 ほのかにレモンの香りのするオイルです。指でさわってもベタベタせず、さらっとしています。これをフィンガーボードに塗って汚れを落とすとともに、油分を補給してやります。ほんの少しの量でいいので私は指につけて刷り込んでます。

 塗ったたあと。乾く前に柔らかいティッシュやガーゼなどで拭いてやると、汚れも取れて、色つやも良くなります。

 ネットのガセネタでは「レモンオイルはギターに使うと×」なんて言う人がいますが、嘘です。私は50年も使いつづけてますし、今のギターは20年選手ですがレモンオイルを使ってつやつやです。

 私がいつも使うレモンオイルは、国産ギターメーカーの老舗(しにせ)「フェルナンデス社」が出している製品で、日本では一番ポピュラーです。

 同じ用途で「オレンジオイル」というのもありますが、私は使った事がありませんのでコメントはいたしません。おすすめは「レモンオイル」。なお、マジで減りませんので一生使えます。

ボディーのお手入れ

 フィンガーボード(指板)を除くボディー全体は、ふだんはギタークロスで拭いてあげればいいですが、3か月に1度くらいは汚れ落としと兼ねて艶(つや)出しのために、ケミカル用品で手入れをしてあげます。

・使うもの 「ギターポリッシュ」

 シュッと吹きかけて、拭いてやると汚れが取れて、見違えるような艶(つや)が出ます。今回使ったのはギブソン社から出している「ギターポリッシュ」という製品です。

 また普通のギターの塗装はアクリル系の塗装ですが、以下のギターには今回の製品は合いませんのでご注意ください。

①たまにラッカーという塗料で塗装されたギターがあります(高級なギター)。これには一般的なケミカル用品はNGです。塗装が溶けてダメになります。

②ボディーが塗装されていない「木」そのままのギターがありますが(買うときに楽器屋さんで聞いてください(というか、見るからに塗装されてませんので判ります)これもNGです。から拭きだけにしましょう。

※汚れ落とし・艶出しのケミカル用品については、使っていいかどうかを買った楽器店、中古であればギターのメーカーに電話して塗装の種類を聞いてみましょう。

なお、今回使った製品は 「ギター関連おすすめの商品」としてこちらで紹介しています。

さて実際にお手入れをしましたので、動画で確認してみてください。

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